人気俳優として数々の話題作に出演している岡田将生さん。端正なルックスと確かな演技力で幅広い世代から支持されていますが、高校時代はどのような学生生活を送っていたのでしょうか。
岡田さんは進学校である芝浦工業大学附属高校に内部進学しましたが、芸能活動を本格化させるため、途中でクラーク記念国際高校に転校しています。この記事では、岡田さんの出身高校の詳細や転校の理由、高校時代のエピソード、そして卒業後の目覚ましい活躍について詳しくご紹介します。
岡田将生さんのプロフィールと基本情報
ねぇ、助けて。
ドアップ岡田将生の破壊力やばい。 pic.twitter.com/oI5n7IoAcz— ENTETU (@ENTETU4) December 14, 2025
岡田将生さんは1989年8月15日生まれ、東京都江戸川区出身の俳優です。本名も岡田将生で、身長180cm、血液型はAB型です。
家族構成は両親と姉、妹の5人家族で、3人きょうだいの真ん中として育ちました。2歳年下の妹を「ちーちゃん」という愛称で呼ぶほど可愛がっており、今でも家族仲は非常に良好だといいます。端正な顔立ちから「ハーフでは?」と思われることもありますが、両親ともに生粋の日本人です。
中学2年生のときに原宿でスカウトされたものの当初は断り、高校1年生のときに改めて芸能界入りを決意しました。2006年に日本工学院専門学校のCMでデビューし、2007年の映画「天然コケッコー」で一躍注目を集めます。以降、数々の映画やドラマで主演を務め、日本を代表する俳優の一人となりました。
岡田将生さんの出身高校は芝浦工業大学附属高校とクラーク記念国際高校

芝浦工業大学附属高校の特徴と偏差値
岡田将生さんが最初に進学したのは、東京都にある私立の芝浦工業大学附属高校です。偏差値は60程度で、やや難関の進学校として知られています。
この高校は1982年に開校した芝浦工業大学の系列校で、岡田さんが在籍していた当時は男子校でした。2017年からは共学化されています。理系教育に力を入れている学校で、芝浦工業大学への内部進学だけでなく、他の難関大学への進学実績も豊富です。
岡田さんは系列の芝浦工業大学附属中学校に通っていたため、内部進学でこの高校に入学しました。小学校時代から数学が得意で、「将来は数学教師になりたい」と考えていた岡田さんにとって、理系の進学校は理想的な環境だったといえるでしょう。
クラーク記念国際高校への転校理由
高校入学後、岡田さんの人生は大きく変わります。高校1年生のときに芸能事務所に所属し、本格的に芸能活動をスタートさせました。しかし、芝浦工業大学附属高校は芸能活動を禁止していたため、岡田さんは難しい選択を迫られます。
芸能活動をとるか、高校生活をとるか。悩んだ末に岡田さんが選んだのは、クラーク記念国際高校の通信制課程への転校でした。この高校は北海道深川市に本部がある広域制の通信制高校で、全国の主要都市に50以上のキャンパスを設置しています。
通信制のため出席日数の融通が利き、芸能活動と学業の両立がしやすいことから、多くの芸能人が通う学校として知られています。北川景子さん、指原莉乃さん、市原隼人さんなど、数多くの著名人がこの高校の卒業生です。岡田さんは転校後、舞台女優の藤本沙紀さんと同級生となり、今でも交流が続いているといいます。
高校入学までの経緯と芸能界への道

小学校時代の夢は数学教師
岡田さんは地元江戸川区の公立校、大杉小学校に通っていました。小学校時代は少年野球チームに所属し、父親がコーチを務めていたといいます。仕事で忙しい父親でしたが、日曜日は全力でコーチをしてくれて、自転車で一緒に通う時間がとても楽しかったと振り返っています。
一方で、岡田さんは数字が好きで、そろばん教室にも通っていました。小学校の七夕の短冊には「数学の先生になりたい」と書いたというエピソードがあります。この頃から理系の才能が芽生えていたのでしょう。
また、小学生の頃にはバレンタインで女の子からチョコをもらい、ホワイトデーのお返しを母親と相談した結果、なぜかサボテンをプレゼントしたという微笑ましいエピソードも残っています。
中学受験の挫折と父親の温かい言葉
中学受験を経験した岡田さんですが、第一志望の中学校には不合格となりました。合格発表を父親と一緒に見に行き、不合格を知ったときは非常に悔しかったといいます。
しかし、このとき父親が温かい言葉をかけてくれたことが、岡田さんの心に深く残っています。インタビューで岡田さんは次のように語っています。
「僕はすごくくやしかったんですけど、隣に父親がいてくれるだけですごく安心した記憶があるんです。父はわりと寡黙なほうなので口数は少なめですけど、いてくれるだけでいいという感じでした」
この経験は、岡田さんが父親を尊敬するきっかけの一つになりました。結果的に岡田さんは偏差値62〜69という難関校、芝浦工業大学附属中学校に進学しています。
中学時代のスカウトと部活動
推しがみんなバスケ部という話をね、初めてフリート機能なるものを使ってしてきましたよね、
この「バスケやってた推し」他には岡田将生、横山裕がいます。さいこう。 pic.twitter.com/36T0ATr6oW— くろ. (@croissant__96) November 11, 2020
中学時代、岡田さんはバスケットボール部に所属し、部活動に打ち込んでいました。バスケットボールをしていたこともあり、中学時代に身長が一気に伸びたといいます。また、この頃に突然天然パーマになったというエピソードもあります。
中学2年生のとき、原宿でスカウトされましたが、当時は部活動に夢中で芸能界には興味がなかったため断りました。また、岡田さんは人前に立つのが得意ではなく、目立ちたくないタイプだったことも、この時点では芸能界入りしなかった理由でした。
しかし、お姉さんがスカウトマンの名刺を大切に保管しておいてくれたことが、後に岡田さんの人生を大きく変えることになります。中学時代には電車通学をしており、「駅のどこにトイレがあるか完璧に把握していた」という特殊能力も身につけたそうです。
一方で、中学時代の岡田さんは激しい反抗期にあり、母親とは絶縁状態だったと明かしています。ただし、父親が2人の仲を取り持ってくれたことで、反抗期は半年ほどで終わったといいます。
高校時代の芸能活動と転校の決断

高校1年生での芸能界入りの経緯
芝浦工業大学附属高校に内部進学した岡田さんですが、高校では部活動に入らず帰宅部でした。中学時代は部活動に打ち込んでいたため、「今の自分には夢中になれるものがない。何をしていいかわからない」と悩むようになります。
そんなとき、お姉さんが中学時代にとっておいたスカウトマンの名刺を見せてくれました。「タダでお芝居のレッスンができるのはいいな」と思った岡田さんは、お姉さんの後押しもあって事務所に連絡し、高校1年生で芸能事務所に所属することになりました。
当初は俳優業に強い興味があったわけではなく、「何か夢中になれるものが欲しい」という思いからスタートした芸能活動でしたが、やっていくうちに俳優という仕事に惹かれていったと語っています。
芸能活動禁止のため転校を決意

高校2年生の2006年、岡田さんは日本工学院専門学校のCMでデビューしました。同じ年にはBSのテレビドラマ「東京少女」でドラマデビューも果たします。しかし、在籍していた芝浦工業大学附属高校は芸能活動を禁止していたため、岡田さんは芸能活動をとるか高校生活をとるかの選択を迫られました。
転校の決断
悩んだ末に岡田さんが選んだのは、クラーク記念国際高校への転校でした。芸能活動と学業を両立できる環境を求めての決断でしたが、泣く泣く転校したという表現があるように、簡単な選択ではなかったようです。
転校後の高校生活について、岡田さんは「朝学校に行って昼から仕事というスケジュール。体育祭も文化祭も参加できず、ちょっと残念だったというか、あまり思い出したくないというか…」と語っています。多忙な芸能活動のため、高校の行事にはほとんど参加できなかったようです。
高校時代に出演した主な作品
花ざかりの君たちへのドラマ版は、堀北真希、小栗旬、生田斗真、岡田将生、水嶋ヒロ、城田優などなど大物俳優たちが出演した神ドラマだよね!
しかも、オレンジレンジのイケナイ太陽もよかった pic.twitter.com/TIIPLR4SiI— ぽぽた (@aya_gabuuu) September 13, 2025
転校後も芸能活動は順調で、高校3年生の2007年には映画「天然コケッコー」に出演し、一躍注目を集めます。この映画は岡田さんにとって初めての映画撮影で、「他の作品とはまったく違う思い入れのある作品」と語っています。共演した女優の夏帆さんもこの作品でブレイクを果たしており、2人にとって忘れられない作品となりました。
同じ年には、堀北真希さん主演のドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜」で連続ドラマの主要キャストにも起用されています。このドラマには小栗旬さん、生田斗真さん、鈴木亮平さん、桐谷美玲さんなど、現在活躍している俳優が多数出演していました。
高校時代の岡田さんは、すでに俳優としての才能を開花させていましたが、「いつまで俳優を続けられるか不安もあった」と当時を振り返っています。そのため、高校卒業後は大学に進学することを決めていました。
卒業式でのモテエピソード
卒業式では、イケメン俳優として既に頭角を現していた岡田さんは当然モテモテで、後輩たちからネクタイをねだられ、卒業前から予約が入っていたといいます。ネクタイは3〜4本、卒業式当日はブレザーもズボンも私服までも後輩たちにあげて、最終的にはほぼ何も着ていない状態になったというエピソードが残っています。
一方で、高校時代の反抗期は続いており、母親とは一時期絶縁状態でした。しかし、仕事を始めてから母親の大切さがわかり、「仕事してなかったらグレてたかも」と振り返っています。父親が2人の仲を取り持ってくれたことで、半年ほどで反抗期は終わり、以降は良好な関係が続いているそうです。
高校卒業後の進路とキャリアの飛躍

亜細亜大学進学と中退の理由
2008年、岡田さんは亜細亜大学の経営学部に進学しました。進学の動機は「役者は人気商売でいつまでもできるとはかぎらないから、親を安心させるためにも学歴を確保したかった」という、しっかりとしたものでした。
進学校出身の岡田さんは十分な学力を持っていましたが、当時の亜細亜大学は多くの芸能人をAO試験で受け入れていた時期でもあり、岡田さんもAO試験で入学した可能性があります。
しかし、大学生活は岡田さんが想像していたものとは大きく異なりました。仕事が多忙で大学にあまり通えず、友達もいなかったといいます。消しゴムを拾ってくれた人にいつまでも恩義を感じて、律儀に挨拶をしていたという微笑ましいエピソードが残っています。
大学生でアカデミー賞
岡田将生を初めて知った映画「重力ピエロ」(2009) pic.twitter.com/0x2extimVO
— ラプコ (@andy055183) July 18, 2024
大学1年生のときには既に主演映画が目白押しで、この年に出演した「重力ピエロ」「僕の初恋をキミに捧ぐ」「ホノカアボーイ」で日本アカデミー賞新人賞を受賞しました。実に5本もの映画に主役級で出演し、さらに連続ドラマ「オトメン」では初主演も果たしています。
このように仕事が多忙になり学業との両立が困難になったため、岡田さんは大学2年生の12月に中退することを決意しました。インタビューでは「実は昨年末に大学を辞めました。この仕事1本にして頑張ろうと」と明かしています。
俳優という仕事にどんどん惹かれていき、「もっと演技が上手くなりたい」という思いや「俳優という仕事が好き」という気持ちが強くなったことで、大学を辞めて俳優に専念することを両親に伝えました。非常に緊張したそうですが、大学を辞めたことについては後悔はないと述べています。
俳優としてのブレイクと代表作
大学中退後、俳優業に専念した岡田さんは、数々の映画やテレビドラマの主役級に起用されるようになります。2010年代に入ると、「宇宙兄弟」「図書館戦争」「るろうに剣心」シリーズなど、話題作に次々と出演し、日本を代表する俳優の一人としての地位を確立しました。
端正なルックスだけでなく、確かな演技力も評価され、幅広い役柄をこなせる俳優として高い評価を得ています。ドラマでも映画でも主演を務めることが多く、絶大な人気を誇っています。
過去には北川景子さん、綾瀬はるかさん、剛力彩芽さん、新垣結衣さんらとの交際報道がされており、そのたびに大きな話題となりました。2021年6月にはフジテレビのアナウンサー・鈴木唯さんとの交際報道もなされています。
2024年の結婚と現在の活躍
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このドラマの共演をきっかけに結婚になったとか💗
2025/12/07 21:0
— サリースタイル (@sally__style) December 7, 2025
そして2024年11月、岡田さんは人気女優の高畑充希さんと結婚したことを発表しました。35歳での結婚となった岡田さんですが、これまでのキャリアを築いてきた上での幸せな報告に、ファンからは祝福の声が多数寄せられました。
高校時代に芸能界入りし、転校という決断を経て俳優の道を選んだ岡田さん。当初は「夢中になれるものが欲しい」という思いから始めた俳優業でしたが、今では日本を代表する俳優として、そしてプライベートでも幸せな家庭を築く一人の男性として、充実した日々を送っています。
まとめ:高校時代の選択が築いた岡田将生さんの現在
岡田将生イケメンすぎる
「上がり時間近いから迎えにきちゃった」
「一緒に帰ろっか」
みたいな感じで
男でもどきっとするわ pic.twitter.com/lIat1TAIUR— なおちゃん_TTV ♂ (@cdl2lMz6T81agiD) December 2, 2025
岡田将生さんの高校時代は、人生の大きな転機となった時期でした。進学校である芝浦工業大学附属高校に内部進学したものの、芸能活動を本格化させるためクラーク記念国際高校に転校するという大きな決断を下しました。
小学校時代は数学教師を夢見ていた少年が、高校時代に俳優の道を選び、今では日本を代表する俳優の一人となっています。転校という選択は簡単ではなかったでしょうが、その決断があったからこそ、高校3年生で「天然コケッコー」に出演し、俳優としてのキャリアをスタートさせることができました。
大学は中退したものの、「もっと演技が上手くなりたい」という思いを貫き、俳優業に専念した結果、数々の話題作で主演を務めるまでに成長しました。2024年には高畑充希さんとの結婚も発表され、プライベートでも充実した日々を送っています。
高校時代の岡田さんが下した転校という決断は、彼の人生を大きく変えるターニングポイントでした。芝浦工業大学附属高校で培った学力と、クラーク記念国際高校で得た芸能活動との両立経験が、今の岡田将生さんを作り上げたといえるでしょう。今後のさらなる活躍から目が離せません。


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