影山優佳は大学に進学していない!東大受験を断念した理由と現在の活動

元日向坂46のメンバーで、現在はタレント・女優として活躍する影山優佳さん。筑波大学附属高校という超難関校を卒業し、東京大学を目指して2年間もアイドル活動を休止していましたが、最終的に大学受験はしませんでした。

この記事では、影山優佳さんがなぜ東大を目指したのか、なぜ受験を断念したのか、そして大学に進学しなかった現在どのようなキャリアを築いているのかを詳しく解説します。

影山優佳の学歴早見表

まずは影山優佳さんの学歴を一覧で確認しましょう。

  • 出身小学校:東京都内の公立小学校(校名不明)
  • 出身中学校:筑波大学附属中学校(偏差値75)
  • 出身高校:筑波大学附属高校(偏差値77)
  • 進学大学:大学受験せず、進学していない

影山さんは中学受験を経て筑波大学附属中学校に進学し、内部進学で筑波大学附属高校に進みました。

高校2年生から2年間活動を休止して東京大学文科Ⅰ類(偏差値73)を目指しましたが、体調不良により受験を断念しています。

影山優佳は大学に進学していない|受験断念の真相

東京大学文科Ⅰ類を目指していた

影山優佳さんは高校在学中、東京大学文科Ⅰ類への進学を目指していました。東大文科Ⅰ類は主に法学部に進学する学類で、京都大学法学部と並んで国内の文系学部では最難関です。

偏差値は73で、毎年全国から選りすぐりの優秀な受験生が集まります。

影山さんは自身の「妄想未来ヒストリー」として、東大文Ⅰに合格することを公言していました。

この目標は単なる憧れではなく、本気で合格を目指していたことが、後の2年間の活動休止からも明らかです。

高校2年生から2年間の活動休止

影山さんは2018年6月、高校2年生のときに学業に専念するため芸能活動の休止を発表しました。当時のブログでは、この決断に至るまでの葛藤が綴られています。

「私が今1番やりたいことはなんなのか。私はここで勉強だけに舵を切っていいのか。小さい頃から夢見ていたアイドルをここで切り捨ててしまっていいのか。これまでメンバーやスタッフさんはじめたくさんの方にいつも迷惑をお掛けしてしまいながら何とか必死にがむしゃらに頑張ってきたのに、ここでスパッと辞めてしまうことが正解なのか」

影山さんは一時グループの卒業も考えましたが、メンバーの励ましによって活動休止という選択をしました。

この決断の背景には、筑波大学附属高校という超進学校での学業と、アイドル活動の両立が物理的に困難になったことがあります。

体調不良により大学受験を断念

しかし、2020年3月の高校卒業時、影山さんは大学受験をしていませんでした。インタビューによれば、具体的な原因は明らかにされていませんが、体調不良によって受験勉強を続けることができなくなったとのことです。

2年間という長期間の活動休止、東京大学という最高峰の目標、そして周囲からの期待。これらが影山さんに計り知れないプレッシャーを与えていたことは想像に難くありません。

心身ともに追い詰められた状態で、受験勉強を継続することが困難になったのでしょう。

高校卒業後のインタビューでは、次のようにコメントしています。

「浪人などさまざまな選択肢がございましたが、活動休止中から現在に至るまで、計り知れないプレッシャーや自分自身と戦いもがき苦しみながら自分の将来と本当にやりたいことはなにかを考え続けました。いつも応援してくださっているファンの皆さんを先が見えないままずっと待たせてしまっていること。メンバーとして籍をおかせてもらっているという恵まれた環境で勉強させていただいていたこと。様々な問題にぶつかりながらも全力でやりきったという達成感があること。そして悩みに悩んだ先にはいつも、またメンバーと一緒に活動したいという気持ちが強く存在していました」

このコメントから、影山さんが受験を断念した後も自己嫌悪に陥り、グループも辞めようと思ったことがあったことがわかります。

しかし、メンバーやファンが待ってくれていることを思い、もう一度頑張ろうという気持ちになったそうです。

浪人しなかった理由

影山優佳は大学に進学していない!東大受験を断念した理由と現在の活動

影山さんは浪人という選択肢もあったはずですが、最終的には浪人せず、2020年5月に日向坂46への復帰を発表しました。

この選択の背景には、いくつかの要因が考えられます。まず、2年間もファンやメンバーを待たせてしまったという罪悪感です。

さらに1年浪人すれば、合計3年間もグループを離れることになり、その間にグループ内での立ち位置やファンとの関係性が大きく変わってしまう可能性がありました。

また、受験勉強を続ける中で心身ともに疲弊していた影山さんにとって、さらに1年間同じプレッシャーと向き合い続けることは現実的ではなかったのかもしれません。

後のインタビューでは、もし東大に合格していたらグループを辞めるつもりだったことも明かしています。逆に言えば、受験しなかったことで影山さんはアイドルとしての道を選び直したということになります。

なぜ東大文科Ⅰ類を目指したのか

筑波大学附属という環境

影山優佳さんが通っていた筑波大学附属高校は、東京都内でも屈指の進学校です。2022年には皇族の悠仁さまが進学したことでも大きな話題となりました。

この高校の進学実績を見ると、毎年30人前後が東京大学に合格しています。系列の筑波大学附属駒場高校が毎年100人程度東大に合格するのと比べると少なめですが、それでも非常に優秀な実績です。

このような環境では、周囲の多くの同級生が東大や京大、一橋大学、東京工業大学などの最難関大学を目指します。影山さんも自然とその流れの中で、最高峰である東大を目標に定めたと考えられます。

法学部を目指した理由

影山さんが目指していた東大文科Ⅰ類は、主に法学部に進学する学類です。なぜ法学部だったのでしょうか。

影山さんは高校時代のインタビューで、得意科目は「公民」だと語っています。

「得意というか、好きなのは公民です。同じ社会科目の暗記系でも歴史は全然できないんですけど、公民だけはなぜか好きなんですよ。親にもよく言われるんですけど、私ってちょっとひねくれてて、まわりの子があんまり使わないような難しい単語とかカッコつけた言葉を使って話すのが好きみたいなんです。無意識なんですけど。公民は、そういう難しい単語をたくさん知れるから好きです」

公民、つまり政治・経済・社会の仕組みに興味があり、難しい法律用語や社会科学の概念を学ぶことに喜びを感じていた影山さん。法学部はまさにそうした学びができる場所です。

また、小学校時代の夢が医者になることだったと語っており、人の役に立つ仕事への憧れもあったようです。法律家という職業も、社会正義の実現や人々の権利を守るという点で、人の役に立つ仕事といえます。

アイドルとの両立への限界

影山優佳は大学に進学していない!東大受験を断念した理由と現在の活動

影山さんは中学3年生の2017年5月にけやき坂46(後の日向坂46)のオーディションに合格しました。オーディションを受けた理由について、影山さんは次のように語っています。

「ずーーっと勉強ばかりのすこし退屈な毎日に少しでも新しく楽しいものが加わればと思ったのがオーディションに応募したいっちばん最初の理由です」

当初は勉強に変化をもたらすための息抜きのような位置づけだったアイドル活動ですが、グループでの活動が本格化するにつれて、学業との両立が困難になっていきました。

高校進学後はドラマ「残酷な観客達」や「Re:Mind」に出演して女優デビューも果たし、芸能活動の幅が広がりました。

一方で、筑波大学附属高校という超進学校での学習は相当ハードです。休みの日には朝から3時間勉強していたという影山さんですが、それでも追いつかない状況になっていったのでしょう。

高校2年生という早い時期から受験勉強を開始したのは、これまでの遅れを取り戻し、東大という最難関を目指すためには不可欠だったからです。

筑波大学附属高校での学生生活

内部進学の厳しさ

影山優佳さんは中学受験で筑波大学附属中学校(偏差値75)に合格しました。中高一貫校なので高校にはそのまま進学できると思われがちですが、実際にはそう簡単ではありません。

この学校では、内申点やテストの結果によって下位2割程度の生徒は高校に内部進学できないというシステムがあります。つまり、中学時代も気を抜けない環境なのです。

影山さんは中学3年生の5月にけやき坂46のオーディションに合格し、芸能活動を開始しました。

それでも高校に内部進学できたということは、中学時代も相当努力していたことがわかります。

クイズ研究会での活動

高校時代、影山さんはクイズ研究会に所属していました。筑波大学附属高校のクイズ研究会は「高校生クイズ」の常連として知られていますが、影山さんは仕事の都合で出場していないようです。

それでもクイズへの情熱は本物で、クイズや謎解きが大好きだと公言しています。

後に「東大王」をはじめとする多くのクイズ番組に出演し、「令和のクイズ女王」とまで称されるようになったのは、高校時代のこうした活動が基礎になっているのでしょう。

休みの日も3時間勉強

影山さんは高校時代、休みの日でも朝から3時間は勉強していたそうです。インタビューでは次のように語っています。

「私はこれでも勉強してないほうだと思います。でもさすがに1日ずっと勉強するのはイヤだし、せっかくの休みの日なんだから好きなことをして楽しみたいので、今日やる課題を決めて、それを午前中に済ませちゃおうって」

筑波大学附属高校のような超進学校では、多くの生徒が毎日数時間の勉強をこなしているのが普通です。影山さん自身は「勉強してないほう」と謙遜していますが、アイドル活動と並行しながら午前中3時間勉強するというのは相当な努力です。

また、影山さんは「漫画や映画と同レベルで勉強が好き」とも語っており、勉強を苦痛と感じていないことも大きな強みでした。

英検準1級に高1で合格

影山さんの英語力は非常に高く、高校1年生の時点で英検準1級に合格しています。英検準1級は大学中級程度のレベルとされ、高校生で合格する人は限られています。

影山さんは中学時代にアメリカのフィラデルフィアに留学した経験があり、英語がペラペラです。この語学力は、後のタレント活動でも大きな武器となっています。

大学に進学しなかった後のキャリア

日向坂46への復帰と選抜入り

2020年5月、影山優佳さんは日向坂46への復帰を発表しました。約2年ぶりの復帰に、ファンやメンバーは大喜びでした。

復帰後の影山さんは、それまでの活動休止を取り戻すかのように精力的に活動しました。

2021年5月にリリースされた5枚目シングル「君しか勝たん」では、初めて選抜メンバーに起用され、3列目の立ち位置を担当しました。

活動休止前はなかなか選抜に入れなかった影山さんですが、復帰後は着実にグループ内での存在感を高めていったのです。

クイズ番組での大活躍

影山さんの知名度を一気に高めたのが、クイズ番組での活躍です。特に「東大王」(TBS)への出演では、「スーパースターが生まれる瞬間」とまで言われるほどの活躍を見せました。

他にも「Qさま!!」をはじめとする数々のクイズ番組に出演し、「令和のクイズ女王」と称されるようになりました。筑波大学附属高校で培った学力と、クイズ研究会での経験が花開いた形です。

クイズ番組では、大学生や大学卒業者がインテリ枠として出演することが多い中、大学に進学していない影山さんがそれらの出演者を凌ぐ活躍を見せたことは、大きな話題となりました。

JAPAN MENSAへの合格

2023年1月、影山優佳さんはIQが上位2%しか入会できない「JAPAN MENSA」の審査に合格したことを発表しました。

MENSAは世界100カ国以上に約13万人の会員を持つ、高IQ者の交流を目的とした国際組織です。入会するにはIQテストで上位2%以内のスコアを取る必要があり、非常に狭き門として知られています。

大学という学歴はなくても、影山さんの知能が客観的に証明されたことで、クイズ番組やバラエティ番組での「インテリ枠」としての立ち位置がより強固になりました。

10以上の資格を取得

影山優佳は大学に進学していない!東大受験を断念した理由と現在の活動

影山さんは新型コロナウイルス感染症によるステイホーム期間中、驚くべき行動力を発揮しました。

なんと、歯科助手、心理カウンセラー、薬学検定1級、世界遺産検定2級、ニュース時事能力検定2級など、10を超える資格を取得したのです。

大学に進学していなくても、自主的に学び続ける姿勢を持つ影山さん。この学習意欲の高さが、大学という枠組みがなくても知識を深めていける原動力となっています。

女優としても活躍

影山さんは2021年8月に映画「かぐや様は告らせたい」に出演するなど、女優としても活動の幅を広げています。高校時代にドラマデビューを果たしていた経験が、ここでも活きています。

クイズ番組だけでなく、ドラマや映画にも出演できる多才さが、影山さんの強みです。

日向坂46からの卒業

2023年2月、影山優佳さんは日向坂46からの卒業を発表しました。卒業後の進路については明確にしていませんが、タレント活動を続けながら女優業にも挑戦したいと語っています。

グループを卒業することで時間的な余裕もできるため、今後大学受験に再挑戦する可能性もゼロではありません。

ただし、現在の影山さんのキャリアを考えると、大学という学歴がなくても十分に活躍できる基盤が整っているといえるでしょう。

中学・小学校時代のエピソード

中学受験で筑波大学附属中学校へ

影山優佳さんは小学校時代、中学受験に向けてかなり勉強したとコメントしています。筑波大学附属中学校は偏差値75という超難関校で、合格するには相当な学力が必要です。

小学校は東京都内の公立校に通っていたと見られますが、校名は明らかにされていません。

系列の筑波大学附属小学校があることから、もしそこに通っていれば中学受験は不要だったはずですが、影山さんは中学受験をしたと明言しているため、附属小学校の出身ではないことがわかります。

AKB48ドラフト会議で指名漏れ

影山さんは中学2年生の時、AKB48グループのドラフト会議の最終候補者まで進みましたが、指名されませんでした。この時指名されたのは、NGT48の西潟茉莉奈さんや荻野由佳さんらでした。

当日、影山さんは荻野さんの隣の席に座っていたそうです。指名されず落選した経験は、影山さんにとって大きな挫折だったでしょう。

しかしこの経験が、後のけやき坂46オーディションへの挑戦につながったのです。

けやき坂46オーディションに合格

影山優佳は大学に進学していない!東大受験を断念した理由と現在の活動

中学3年生の5月、影山さんはけやき坂46のオーディションに合格しました。オーディションの際、影山さんは「努力は必ず報われるわけではないと思う」という大人びた発言をして注目を集めました。

SHOWROOMの審査では顔出しなしで参加し、最終審査では他の参加者があまりにも可愛く美しかったため「これは落ちるな」と諦めていたそうです。

それでも合格したことで、影山さんのアイドル人生がスタートしました。

サッカーの才能

影山さんは父親がサッカー好きだった影響で、小学校時代にサッカーをしていました。地元のクラブに所属し、男子の中に女子1人で混じってプレーしていたそうです。

その実力は本物で、JFAの世代別女子ナショナルトレセンに招待されたこともあります。しかし、中学受験との都合上、サッカーを断念しました。

もしサッカーを続けていれば、なでしこジャパンを目指せたかもしれない影山さん。現在はアイドル界ナンバー1のサッカー通として知られ、サッカー関係の仕事も多くこなしています。

家族全員がスポーツ好き

影山さんの家族構成は、両親と弟の4人家族です。家族全員がスポーツ好きで、影山さん自身も小学校時代にはサッカーのほか、スキーや水泳もおこなっていました。

母親からは「海外が向いている」と言われており、この言葉が中学時代のアメリカ留学につながりました。

小学校時代から「意見が少数派で変わっている」と言われ続けていた影山さんは、多様性を重んじる海外の文化が合っていたのかもしれません。

今後大学受験する可能性はあるのか

グループ卒業で時間的余裕が

2023年2月に日向坂46を卒業した影山優佳さん。グループ活動がなくなったことで、時間的な余裕は格段に増えたはずです。

もし大学受験に再挑戦するのであれば、今がそのチャンスともいえます。高校卒業から数年が経過していますが、影山さんの学力と学習意欲を考えれば、再び受験勉強に取り組むことは十分可能でしょう。

大学に行く必要性は

ただし、現在の影山さんのキャリアを考えると、大学という学歴が必須とは言えない状況です。

クイズ番組での活躍により「インテリタレント」としての地位を確立し、JAPAN MENSAへの合格によって客観的な知的能力も証明されています。

10以上の資格を取得し、英検準1級も持っている影山さんは、大学卒業者に引けを取らない知識と教養を持っています。

女優としての道も開けており、タレントとしての仕事も順調です。このような状況で、あえて4年間を大学に費やす必要性は低いかもしれません。

学びへの情熱は継続

一方で、影山さんは「漫画や映画と同レベルで勉強が好き」と語るほど学ぶことが好きな人物です。大学という形式にこだわらなくても、独学や通信教育、オンライン講座などを通じて学び続ける可能性は高いでしょう。

実際、ステイホーム期間中に10以上の資格を取得した行動力を見れば、影山さんが自主的に学び続ける人物であることは明らかです。

まとめ

影山優佳さんは筑波大学附属高校を卒業後、大学受験をせず、大学にも進学していません。高校2年生から2年間活動を休止して東京大学文科Ⅰ類を目指していましたが、体調不良により受験を断念しました。

受験を断念した背景には、東大という最高峰を目指すプレッシャー、2年間もファンやメンバーを待たせてしまっているという罪悪感、そして心身の疲弊がありました。

浪人という選択肢もありましたが、影山さんは日向坂46への復帰を選びました。

大学に進学しなかった影山さんですが、その後のキャリアは順調そのものです。クイズ番組で「令和のクイズ女王」と称されるまでになり、JAPAN MENSAにも合格して知的能力を証明しました。10以上の資格を取得し、女優としても活躍しています。

2023年に日向坂46を卒業した後は、タレント活動を続けながら女優業にも挑戦する意向を示しています。

今後大学受験に再挑戦する可能性もゼロではありませんが、現在の影山さんには大学という学歴がなくても十分に活躍できる基盤が整っています。

影山優佳さんの人生は、「大学に行かなくても成功できる」という一つのモデルケースを示しているといえるでしょう。

学び続ける姿勢と努力、そして自分の強みを活かすキャリア選択が、学歴以上の価値を生み出すことを証明しています。

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