宮脇咲良の出身高校は久留米高校!偏差値61の進学校から通信制へ転校した理由と芸能活動との両立

元HKT48・AKB48のメンバーで、現在は韓国のガールズグループ「LE SSERAFIM」で活躍する宮脇咲良さん。アイドルとして華やかなキャリアを築いてきた宮脇さんですが、実は偏差値61の進学校出身という意外な一面を持っています。

芸能活動と学業をどのように両立していたのか、そしてなぜ通信制高校への転校を決断したのか。この記事では、宮脇咲良さんの高校時代に焦点を当てて詳しく解説します。

宮脇咲良の出身高校は福岡県立久留米高校

宮脇咲良さんは、福岡県立久留米高校の出身です。この高校は1908年開校の県立校で、地元福岡県では古くから進学校として知られています。偏差値は61程度で、決して簡単に入学できる学校ではありません。

偏差値61の進学校に一般受験で合格した実力

宮脇咲良の出身高校は久留米高校!偏差値61の進学校から通信制へ転校した理由と芸能活動との両立

注目すべきは、宮脇さんがこの高校に一般受験で合格しているという点です。中学時代からHKT48やAKB48の活動をしていたにも関わらず、進学校の入試に合格するだけの学力を維持していました。これは並大抵の努力ではありません。

宮脇さんは小学校時代から成績が優秀で、小学5年生の時には中学受験を決意して進学塾に通いはじめています。そして実際に、鹿児島県内でもトップクラスの難関私立校・志學館中等部(偏差値60)に合格しました。この時も一般受験での合格です。

努力を惜しまない性格

芸能活動をしながら受験勉強を両立させる。これは時間管理能力と集中力、そして強い意志がなければ実現できません。宮脇さんは幼い頃から、自分のやりたいことを実現するために努力を惜しまない性格だったのです。

高校受験の際も同様に、HKT48としての活動を続けながら受験勉強に取り組み、久留米高校への合格を勝ち取りました。外見は可愛らしく守ってあげたくなるような雰囲気ですが、内面には芯の強さと努力家の一面を持っているのです。

HKT48とAKB48の活動を続けながらの高校生活

宮脇さんが久留米高校に入学したのは2014年4月のことです。この時点で、宮脇さんはすでにHKT48の中心メンバーとして活動していました。2012年に中学2年生でHKT48の第1期生オーディションに合格し、中学3年生の時にはAKB48の選抜メンバーにも選ばれています。

高校入学時の宮脇さんは、すでに全国的な知名度を持つアイドルでした。しかしそれでも進学校を選んだのは、当時は医師を目指していたという夢があったからかもしれません。中学受験の際も医者志望で志學館中等部に入学しており、学業への意欲は高かったのです。

高校生活と芸能活動の両立は、想像以上に大変だったはずです。平日は学校に通い、放課後や休日は握手会やコンサート、撮影などの仕事。勉強と仕事の間で休む時間もほとんどなかったことでしょう。それでも宮脇さんは、両立を続けようと努力していました。

久留米高校から通信制高校への転校を決断

しかし高校2年生の時、宮脇さんは大きな決断を迫られることになります。AKB48との兼任メンバーとして活動が本格化し、仕事量が飛躍的に増えたのです。

AKB48兼任と仕事量の急増

高校1年生の時、宮脇さんはAKBグループの総選挙で26位となり、はじめてアンダーガールズに選ばれました。HKT48のメンバーとして、着実に人気を伸ばしていたのです。

そして高校2年生になると、状況は一変します。2015年の総選挙では11位となり、はじめて選抜メンバー入りを果たしました。これは当時のHKT48の中では、移籍メンバーの指原莉乃さん以外ではじめて選抜メンバーとなった快挙でした。

さらに高校2年生の1月には、テレビドラマ「マジすか学園4」で島崎遥香さんとW主演を務め、本格的に女優としてもデビューを果たします。アイドルとしても女優としても活躍の場が広がり、仕事のスケジュールは過密になっていきました。

進学校での学業継続が困難になった背景

宮脇咲良の出身高校は久留米高校!偏差値61の進学校から通信制へ転校した理由と芸能活動との両立

久留米高校は進学校です。授業の内容も難易度が高く、定期テストや課題も多かったはずです。普通の高校生でも勉強についていくのが大変な学校で、宮脇さんは芸能活動と両立しなければなりませんでした。

高校1年生の時はまだなんとか両立できていたかもしれません。しかし選抜メンバー入りし、女優デビューも果たした高校2年生では、物理的に学校に通うことが難しくなっていきます。レッスン、撮影、握手会、コンサート、テレビ出演。仕事のスケジュールが埋まっていく中で、定時制の高校に通い続けることは現実的ではなくなったのです。

また進学校では、大学進学を前提としたカリキュラムが組まれています。しかし宮脇さんにとって、この時期は芸能活動が最優先でした。高校1年生で選抜入りし、高校2年生で女優デビュー。まさにキャリアの上昇期にいた宮脇さんにとって、この機会を逃すわけにはいかなかったのです。

通信制高校への転校という選択

こうした状況から、宮脇さんは高校2年生の時に通信制高校へ転校する決断をします。具体的な転校先の校名は公開されていませんが、通信制高校であれば自分のペースで学習を進められ、芸能活動との両立がしやすくなります。

この決断は簡単なものではなかったはずです。一般受験で合格した進学校を途中で去るということは、ある意味で学業の道を諦めることを意味します。しかし宮脇さんは、芸能活動に専念する道を選びました。

通信制高校への転校は、宮脇さんが自分のキャリアに真剣に向き合った結果です。進学校に通い続けることと、アイドル・女優として活躍すること。両方を完璧にこなすことは不可能だと判断し、自分の夢を優先したのです。

そして2017年3月、宮脇さんは高校を卒業します。転校はしましたが、しっかりと卒業資格を取得したことは、宮脇さんの真面目さと責任感の表れです。

高校時代のキャリア上昇の軌跡

高校3年間は、宮脇咲良さんにとってキャリアの転換期でした。HKT48の一メンバーから、AKBグループを代表するトップアイドルへと成長していった時期です。

選抜総選挙での急上昇と選抜メンバー入り

AKB48グループの選抜総選挙は、アイドルにとって人気のバロメーターです。宮脇さんは中学3年生の時に47位でネクストガールズ入りし、高校1年生で26位のアンダーガールズ入り。そして高校2年生で11位の選抜メンバー入りを果たしました。

わずか2年間で47位から11位へと順位を上げたことは、驚異的な人気上昇を示しています。ファンの支持を着実に集め、HKT48の顔として認知されていったのです。

高校2年生で選抜メンバーに入った時、宮脇さんはHKT48の純正メンバー(移籍ではなく最初からHKT48に所属)としては初の選抜入りでした。これは宮脇さん個人の快挙であると同時に、HKT48というグループにとっても大きな意味を持つ出来事でした。

「マジすか学園4」でW主演を務めた高校2年生

高校2年生の1月、宮脇さんはテレビドラマ「マジすか学園4」で島崎遥香さんとW主演を務めました。これが女優としての本格的なデビュー作となります。

「マジすか学園」シリーズはAKBグループのメンバーが出演する人気ドラマで、その主演に抜擢されたことは大きなチャンスでした。演技経験がほとんどない中でのW主演は、相当なプレッシャーだったはずです。

しかし宮脇さんは、このチャンスをしっかりとものにしました。小学校時代から劇団四季のミュージカルに出演するなど、舞台経験はあったものの、ドラマでの演技は別物です。それでも努力家の宮脇さんは、真摯に役作りに取り組み、見事に主演を務め上げました。

高校3年生で「君はメロディー」単独センターに

宮脇咲良の出身高校は久留米高校!偏差値61の進学校から通信制へ転校した理由と芸能活動との両立

そして高校3年生の3月、卒業を控えた時期に、宮脇さんにとって最大の栄誉が訪れます。AKB48の32枚目シングル「君はメロディー」で、単独センターに起用されたのです。

選抜メンバーからの女優業

AKB48のセンターは、グループの顔として選ばれる特別なポジションです。宮脇さんはHKT48のメンバーでありながら、AKB48のシングルで単独センターを務めるという快挙を成し遂げました。

高校1年生でアンダーガールズ入り、高校2年生で選抜メンバー入りと女優デビュー、そして高校3年生で単独センター。わずか3年間で、宮脇さんはAKBグループのトップアイドルへと駆け上がったのです。

この急成長の背景には、宮脇さんの努力と才能があります。そして進学校から通信制への転校という決断も、この成長を支える重要な選択だったのかもしれません。

宮脇咲良の中学時代と学業への姿勢

高校での転校という選択を理解するためには、中学時代の宮脇さんの学業への姿勢を知る必要があります。宮脇さんは元々、勉強が得意で向上心の強い生徒でした。

志學館中等部に中学受験で合格した実力

宮脇さんは小学5年生の時、中学受験を決意して進学塾に通いはじめました。当時は医師を志望しており、そのために難関校を目指したのです。

猛勉強の末、鹿児島県内でもトップクラスの私立校・志學館中等部(偏差値60)に合格します。この学校は県内ではラ・サール中学校に次ぐ難関校として知られています。子役として芸能活動をしながら、このレベルの中学校に合格したことは、宮脇さんの地頭の良さと努力の賜物です。

また中学1年生の時には、ニューヨークのブロードウェイにミュージカルを学びに1週間の留学をしています。このオーディションで日本人として唯一合格し、歌のパフォーマンスでは1位を獲得しました。学業だけでなく、芸能の分野でも向上心を持って取り組んでいたのです。

HKT48オーディション合格と福岡への転校

中学2年生の7月、宮脇さんの人生を変える出来事が起こります。HKT48の第1期生オーディションに合格し、メンバー入りが決まったのです。

この決断により、宮脇さんは志學館中等部から福岡市内の公立中学校(校名は不明)に転校します。鹿児島から福岡への転校は、家族全員での引っ越しを意味しました。中学2年生の娘の夢のために、家族が一丸となって支えてくれたのです。

ご両親は当初、芸能界入りに反対していたそうです。しかし祖母が宮脇さんの味方になってくれたことで、最終的には家族の理解を得ることができました。小さい頃は母親が働いていたため祖母に育てられたという宮脇さん。今でも何か悩みがあると祖母に電話をしているそうで、祖母との絆の深さがうかがえます。

高校卒業後は大学進学せず芸能活動に専念

2017年3月、宮脇さんは高校を卒業します。そして大学には進学せず、芸能活動に専念する道を選びました。

大学進学の選択肢もあった学力

志學館中等部や久留米高校のレベルを考えれば、宮脇さんは十分に大学進学できるだけの学力を有していました。特に志學館中等部は中高一貫校で、そのまま進学していれば大学進学も現実的な選択肢だったはずです。

また高校時代も、通信制に転校してはいますがしっかりと卒業しています。大学進学を目指そうと思えば、通信制大学などの選択肢もあったでしょう。

しかし宮脇さんは、芸能活動一本に絞る決断をしました。高校3年生で単独センターを務めるなど、まさにキャリアの絶頂期にいた宮脇さんにとって、この選択は自然なものだったのかもしれません。

芸能界での活躍を選んだ理由

高校卒業後、宮脇さんの活躍はさらに加速します。女優として「キャバすか学園」や「豆腐プロレス」などのテレビドラマに主演。AKB48の総選挙でも上位をキープし、AKBグループの中でも屈指の人気メンバーとなりました。

2018年には韓国のオーディション番組「PRODUCE 48」に参加し、2位という好成績で日韓合同ガールズグループ「IZ*ONE」のメンバーに選ばれます。2021年にHKT48を卒業した後は、2022年にガールズグループ「LE SSERAFIM」のメンバーとして韓国で再び活動を開始しました。

大学進学という選択肢を捨ててでも芸能活動に専念した宮脇さん。その決断は間違っていなかったと言えるでしょう。現在も第一線で活躍し続け、国内外で高い人気を誇っています。

まとめ

宮脇咲良さんの出身高校は、福岡県立久留米高校です。偏差値61の進学校に一般受験で合格するという実力を持ちながら、芸能活動との両立のため高校2年生の時に通信制高校へ転校しました。

小学校時代から成績優秀で、中学受験では志學館中等部(偏差値60)に合格。医師を目指していた時期もあったほど、学業への意欲は高い生徒でした。しかしHKT48のオーディション合格を機に福岡へ転校し、芸能の道を本格的に歩み始めます。

高校時代は宮脇さんのキャリア上昇期でした。高校1年生でアンダーガールズ入り、高校2年生で選抜メンバー入りと女優デビュー、高校3年生で単独センター。この急成長に対応するため、進学校から通信制への転校という決断をしました。

高校卒業後は大学に進学せず芸能活動に専念。その選択は正しかったと言えるでしょう。現在も韓国のグループ「LE SSERAFIM」で活躍し、国際的なアーティストとして成長を続けています。勉強も得意だった宮脇さんが、自分の夢のために選んだ道。その軌跡は、多くの若者に勇気を与えています。

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