おさきの高校は明星学園高校!大学進学を断念して留年危機を乗り越えた決断の軌跡

YouTuber、TikToker、インフルエンサーとして活躍するおさきさん。

YouTubeチャンネル「おさき日記」やInstagram、TikTokなどで、Z世代を中心に絶大な人気を誇る彼女ですが、高校時代は学業とYouTuber活動の両立に苦しみ、留年危機にも瀕していました。

本記事では、おさきさんの出身高校である明星学園高校での学生生活、当初の大学進学の夢を諦めた経緯、そして中学時代の「難しい学校生活」から高校で環境が変わった理由を詳しく解説します。

おさきの学歴と東京都江東区出身としてのプロフィール

おさきさんは2006年10月31日、東京都江東区で生まれました。本名は今井紗来(いまい さき)で、身長161cm、血液型O型です。

現在はYouTuber、TikToker、インフルエンサーとして活動しており、所属事務所はVAZ(ヴァズ)です。趣味は動画編集、特技は難読漢字の暗記という、動画クリエイターとしての資質を早くから示していました。

家族構成

家族構成は両親と弟、妹の5人家族です。弟の今井暖大(はるひろ)さんは元子役で、現在は俳優として芸能活動をしています。姉弟そろって芸能界で活動しているという、タレント一家といえるでしょう。

おさきの学歴

おさきの高校は明星学園高校!大学進学を断念して留年危機を乗り越えた決断の軌跡

おさきさんの学歴は、出身小学校が東京都江東区立第一亀戸小学校が有力とされています。

出身中学校は江東区立第三亀戸中学校で、出身高校は明星学園高等学校です。偏差値は59で中の上レベルの私立高校でした。

高校卒業後は、当初は大学進学を目指していましたが、2024年9月にアップした動画で大学に行かないことを表明し、YouTuber活動に専念する道を選びました。

小学1年生から始まった子役活動とエンタメの世界

おさきさんの芸能界とのつながりは、小学1年生の頃にさかのぼります。事務所「スマイルモンキー」に所属して、子役として活動を開始したのです。

この早いスタートが、後のYouTuber活動の基礎を作ることになります。

子役時代のおさきさんは、テレビドラマや映画に出演したほか、「行列のできる法律相談所」や「スカッとジャパン」などのテレビ番組内の再現ドラマにも出演していました。

カメラの前で演じることや、映像作品に出演することが、小学生の頃から日常の一部だったのです。

この子役時代の経験は、後のYouTuber活動において大きなアドバンテージとなりました。カメラの前での自然な振る舞い、視聴者を意識した話し方、そして映像作品における演出の理解。これらすべてが、小学生時代に培われたものなのです。

しかし当時のおさきさんは、まだ本格的なYouTuber活動は始めていませんでした。

子役として与えられた役を演じることと、自分自身で企画を考えて動画を作ることは、全く異なる活動だからです。その転機が訪れるのは、小学6年生の時でした。

小学6年生でのTikTok・YouTube開始と「ノリ」から始まった動画投稿

小学6年生の時、おさきさんの人生を大きく変える出来事が起こります。友人とともに「ノリ」でTikTokの投稿を始めたのです。

このことについて、おさきさんはsmart Webのインタビューで次のように話していました。

「最初はもちろん観るだけだったんですけど、次第に友達と『私たちもやってみない?』ってノリでTikTokを始めたんです」。

おさきさんの世代にとって、YouTubeやTikTokを観ることは当たり前のことでした。そして動画の配信をおこなうことにも、それほど抵抗はありませんでした。

スマートフォンひとつあれば誰でも動画を撮影して投稿できる時代に生まれたデジタルネイティブ世代にとって、動画投稿は遊びの延長だったのです。

最初は遊びの延長で動画を撮っており、両親も軽い感じで応援をしてくれたようです。しかし何度かTikTokを投稿していくうちに「いいね」の数も増えて、注目を集めるようになりました。この反応が、おさきさんの中で何かを変えたのでしょう。

両親に相談し決断した配信活動

そして両親にも相談をした上で、小学6年生だった2018年10月に、YouTubeチャンネル「おさき日記」を開設しています。

わずか12歳での決断でした。子役として活動してきた経験はありましたが、自分でチャンネルを立ち上げ、企画を考え、動画を撮影・編集して投稿するという活動は、全く新しいチャレンジだったのです。

江東区立第三亀戸中学校時代の「難しい学校生活」と友人関係の苦悩

中学校は地元江東区内の公立校である第三亀戸中学校に進学しました。中学校時代は帰宅部で、部活動などはおこなっていません。

その理由は明白でした。既にYouTube活動を始めていたおさきさんにとって、放課後の時間は動画制作に充てる必要があったからです。

中学校に入学した時点で、おさきさんは既にYouTuberとして活動を開始していました。そのため学校では少し有名人状態でした。

小学6年生から始めた「おさき日記」は徐々に再生回数を伸ばし、中学生になる頃にはクラスメイトの多くが知る存在になっていたのです。

Youtube活動が本格化

また中学生の頃には、女子小中学生向けのYouTubeバラエティー番組「めるぷち」にも出演しています。YouTuber活動が本格化し、メディアへの露出も増えていった時期でした。

思春期の大きな悩み

しかしこの「少し有名人」という状態が、おさきさんに大きな苦悩をもたらすことになります。

思春期ということもあってYouTubeでの活動を良く思わない人たちもおり、嘘のうわさを流されるなど、中学校時代は上手く友人関係を築くことができませんでした。

おさきさんは自身の中学生活について「難しい学校生活だった」と振り返っています。この言葉には、様々な感情が込められているはずです。

YouTuberとして活動していることへの妬みや嫉妬、根も葉もない噂、そして孤立感。中学生という多感な時期に、これらの問題に直面することは、想像を絶する辛さだったでしょう。

YouTubeで活動している姿と、学校で孤立している現実。このギャップがおさきさんを苦しめました。

動画の中では明るく笑顔を見せていても、学校では友達がいない。この二重生活は、精神的に大きな負担だったはずです。

中学2、3年生頃になると、周囲の影響もあっておさきさんも「このままYouTuberとして生きていくのか」と、将来について真剣に考えるようになりました。

中学時代の友人関係の問題が、おさきさんに自分の進路を真剣に見つめ直すきっかけを与えたのです。

明星学園高校への進学と「自由な校風」を選んだ理由

高校は東京都三鷹市にある私立の共学校、明星(みょうじょう)学園高等学校に進学しました。

この高校は1924年開校の私立高校で、古くから自由な校風で芸能活動にも寛容だったことから、多くの芸能人を輩出しています。

偏差値は59で中の上レベルですが、自由な教育方針で知られる学校です。

おさきさんがこの高校に進学したことは、長年確定していませんでした。本人が学校名を公表していなかったからです。しかし2025年3月、おさきさんが高校を卒業した際に、卒業式の動画をアップしたことで出身校が特定されました。

この動画の背景はぼかされていましたが、卒業式の会場に掲げられている校旗が明星学園高校のものだったのです。動画の3分50秒から確認できる校旗の特徴が、明星学園高校と一致したため、この高校の出身者で間違いないとされています。

ちなみにおさきさんは渋谷女子インターナショナルスクールのアンバサダーを務めていますが、この学校の出身者ではありません。あくまでアンバサダーという形での関わりです。

明星高校を選んだ理由

おさきの高校は明星学園高校!大学進学を断念して留年危機を乗り越えた決断の軌跡

明星学園高校を選んだ理由について、おさきさんはsmart Webのインタビューで次のように話しています。「実は通信制高校に通ってこの道一本にする、という考えもあったんです。でもこの活動は続けながらですが『まずは大学生になること』を目標にして今通っている高校を受けました。その決断をできて本当によかったなって思っています」。

この言葉からは、おさきさんの慎重で現実的な判断が伺えます。YouTuberとして活動を続けながら、同時に大学進学という選択肢も残しておきたい。

そのためには、芸能活動に理解のある全日制高校に通う必要がありました。通信制高校という選択肢もありましたが、大学進学を考えた時に全日制高校の方が有利だと判断したのです。

またおさきさんはこの高校の自由な校風にも惹かれて入学したようです。明星学園高校は、髪色・ピアス・服装なども比較的自由で、生徒の個性を尊重する教育方針で知られています。

そのため、YouTuberやモデル活動をする学生にも人気があります。おさきさんのInstagramに投稿された制服姿の写真を見ると、髪色やアクセサリーが自由だったことが分かります。

中学時代に「難しい学校生活」を経験したおさきさんにとって、個性を尊重し、芸能活動にも理解のある環境は非常に魅力的だったはずです。この高校を選んだことで、おさきさんの高校生活は大きく変わることになります。

高校時代の環境変化と理解してくれる仲間たちとの出会い

高校生になると、おさきさんの学校生活は劇的に変化しました。中学校とは違い、YouTuberとしての活動に対して妬みや嫉みというものがほとんどなくなったのです。

活動を理解してくれる仲間たちと、楽しい学校生活を送ることができるようになりました。

この変化の理由は、明星学園高校の特殊な環境にあります。この学校には、芸能活動をしている生徒や、クリエイティブな活動に取り組んでいる生徒が多く在籍していました。

そのため「YouTuberとして活動している」ということが、特別なことではなかったのです。

豪華な卒業生たち

主な卒業生を見ると、女優の宮崎あおいさん、石橋静河さん、加賀まりこさん、YOASOBIの幾田りらさん、俳優の小栗旬さん(中退)、ミュージシャンの平井大さんなど、錚々たるメンバーが名を連ねています。このような環境だからこそ、おさきさんは自分らしく活動できたのでしょう。

孤立から一転・充実した高校生活と起業

中学時代の孤立した日々から、高校では理解してくれる仲間に囲まれた充実した生活へ。この変化は、おさきさんの精神的な成長にも大きく貢献したはずです。

中学時代に「難しい学校生活」を経験したからこそ、高校での友人関係の大切さを実感できたのかもしれません。

おさきさんは高校時代、漠然と将来は社長になって、コスメやファッションのプロデュースをしたいと考えていたことを明かしています。

そのためにも大学に進学をしてしっかり勉強をしたいと思っており、学生の間に起業をすることが目標だと語っていました。YouTuber活動だけでなく、ビジネスとしての展開も視野に入れていたのです。

なおおさきさんの得意科目は数学で、苦手科目は体育でした。数学が得意という点は、論理的思考力やデータ分析能力に長けていることを示しています。

YouTuberとして成功するためには、再生回数やエンゲージメント率などのデータを分析する能力が重要です。おさきさんの数学的な素養が、YouTuber活動にも活きていたのでしょう。

2023年12月には、カラコン「カラーマジョリティー」のイメージモデルを務めており、高校生の間に叶えたかった目標が一つ叶ったと語っていました。

高校時代から明確な目標を持ち、それを実現していく姿勢は、おさきさんのプロフェッショナルな一面を示しています。

学業との両立の苦悩と留年危機という試練

しかし高校生活がすべて順調だったわけではありません。おさきさんは高校時代、学業とYouTuber活動の両立に苦労しており、留年危機にも瀕していたのです。

明星学園高校は自由な校風で知られていますが、だからといって学業をおろそかにしていいわけではありません。

授業への出席、課題の提出、テストでの成績など、卒業に必要な要件は満たさなければなりません。しかしYouTuber活動が多忙になればなるほど、これらの要件を満たすことが困難になっていきました。

動画の撮影、編集、投稿。そしてSNSでの発信、ファンとのコミュニケーション。これらすべてに時間を取られ、学業に割ける時間が限られていたのです。

特に高校3年生になると、大学受験を意識した学習も必要になります。しかしおさきさんにとって、YouTuber活動はもはや趣味ではなく仕事でした。

留年の危機

おさきの高校は明星学園高校!大学進学を断念して留年危機を乗り越えた決断の軌跡

留年危機という状況に直面した時、おさきさんは大きな決断を迫られました。

このまま大学進学を目指して学業との両立を続けるか、それとも大学進学を諦めてYouTuber活動に専念するか。高校3年生という進路選択の重要な時期に、おさきさんは自分の人生を真剣に見つめ直したのです。

大学進学断念の決断と「仕事に専念」という選択

2024年9月、おさきさんは大学に行かないことを表明する動画をアップしました。当初は大学進学を目指していたおさきさんにとって、この決断は簡単なものではなかったはずです。

高校を選ぶ際に「まずは大学生になること」を目標にしていたおさきさん。通信制高校ではなく全日制の明星学園高校を選んだのも、大学進学を視野に入れていたからでした。

しかし高校時代の学業との両立の苦労、そして留年危機という現実を前に、おさきさんは自分の進路を見直す必要に迫られました。

この決断の背景には、YouTuberとしての成功という現実がありました。高校3年生だった2024年12月には、1st写真集「おさき日記」を発売するなど、既にプロのインフルエンサーとして確固たる地位を築いていました。大学に進学して学業との両立に苦しむよりも、今の勢いを活かして仕事に専念した方が良いという判断だったのでしょう。

またおさきさんが当初考えていた「社長になって、コスメやファッションのプロデュースをする」という夢は、必ずしも大学に行かなければ実現できないものではありません。

むしろYouTuberとして影響力を持ち、ビジネスの実践経験を積むことの方が、その夢の実現には近道かもしれません。

高校卒業後、おさきさんは大学には進学せず、YouTuber・インフルエンサーとしての活動に専念する道を選びました。

中学時代の「難しい学校生活」、高校での環境変化と友人との出会い、そして学業との両立の苦悩と留年危機。これらすべての経験を経て、おさきさんは自分の進むべき道を見つけたのです。

まとめ

高校を卒業したことで活動の幅も広がり、現在はYouTuber、TikToker、モデル、インフルエンサーとして多方面で活躍しています。

まだ19歳という若さながら、既に多数のフォロワーを持つZ世代の象徴的発信者として、今後のさらなる飛躍が期待されています。

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