ハナコ秋山の大学!進学せず芸人養成所へ!総社南高校美術コース出身で美大を断念した理由と現在

お笑いトリオ「ハナコ」のツッコミ担当として活躍する秋山寛貴さん。

2018年「キングオブコント」優勝という輝かしい実績を持つ実力派芸人ですが、実は美術系大学への進学を目前にして、お笑いの道を選んだという異色の経歴の持ち主です。

この記事では、秋山寛貴さんの学歴(大学・高校・中学校・小学校)について、出身校の偏差値や当時のエピソードとともに詳しくご紹介します。

美術への情熱とお笑いへの夢の間で揺れ動いた青春時代から、現在の活躍に至るまでを追いかけます。

  1. 秋山寛貴(あきやま ひろき)のプロフィール
  2. ハナコ秋山の学歴まとめ
  3. ハナコ秋山の出身小学校は岡山市立庄内小学校
    1. 実家は「ゆずせんべい長栄堂」という土産店
    2. 絵を描くことが大好きだった少年時代
  4. ハナコ秋山の出身中学校は岡山市立高松中学校
    1. 中学時代は剣道に打ち込む
    2. お笑いに目覚めたきっかけ
  5. ハナコ秋山の出身高校は岡山県立総社南高等学校
    1. 学校概要と偏差値
    2. 普通科美術工芸コースで専門的な美術教育を受ける
    3. 「こんなに薄い油絵は見たことがない」と言われた引っ込み思案な美術少年
    4. 周囲のレベルの高さに美術の道を諦める
    5. 高校時代にお笑いコンビを組んでM-1甲子園に出場
    6. 剣道部にも所属し二段を取得
  6. ハナコ秋山が大学進学を断念した理由
    1. 高校3年生の12月に運命のオーディション
    2. 美術の先生から強く引き止められる
  7. ハナコ秋山は大学に進学せずワタナベコメディスクールへ
    1. ワタナベコメディスクール12期生として入所
    2. 最初はコンビ「ウェストミンスター」を結成
    3. 下積み時代は月収1〜2万円の苦労
  8. 2018年「キングオブコント」優勝で大ブレイク
    1. 8年目にして苦労が報われる
    2. コント作りに活きる美術教育の経験
  9. 俳優デビューと美術作品集の出版
    1. 2025年に映画「ブラック・ショーマン」で俳優デビュー
    2. 2023年にイラスト作品集「#秋山動物園」を発売
  10. まとめ:美術への情熱がお笑いの才能を開花させた

秋山寛貴(あきやま ひろき)のプロフィール

秋山寛貴さんの基本プロフィールをご紹介します。

  • 本名:秋山寛貴
  • 生年月日:1991年9月20日
  • 出身地:岡山県岡山市北区
  • 身長:163cm
  • 体重:58kg
  • 血液型:O型
  • 職業:お笑いタレント、俳優
  • 所属事務所:ワタナベエンターテインメント
  • 担当:ハナコのツッコミ担当

秋山さんは2014年に菊田竜大さん、岡部大さんと「ハナコ」を結成し、2018年に「キングオブコント」で優勝を果たしました。

近年は俳優としても活動の幅を広げており、2025年9月には映画「ブラック・ショーマン」で俳優デビューも果たしています。

ハナコ秋山の学歴まとめ

まず、秋山寛貴さんの学歴を一覧でまとめます。

  • 出身大学:進学せず(ワタナベコメディスクール12期生として養成所へ)
  • 出身高校:岡山県立総社南高等学校 普通科美術工芸コース
  • 出身中学校:岡山市立高松中学校
  • 出身小学校:岡山市立庄内小学校

他のメンバーである岡部大さん(早稲田大学卒)や菊田竜大さん(法政大学卒)が大卒なので、秋山さんも大学卒業と思われがちですが、実は高卒です。

高校卒業後は大学進学の道を選ばず、お笑い芸人を目指してワタナベコメディスクールに入所しました。

ハナコ秋山の出身小学校は岡山市立庄内小学校

実家は「ゆずせんべい長栄堂」という土産店

ハナコ秋山の大学!進学せず芸人養成所へ!総社南高校美術コース出身で美大を断念した理由と現在

秋山寛貴さんの出身小学校は、地元岡山市の岡山市立庄内小学校です。実家は岡山市北区で「ゆずせんべい長栄堂」という土産店を経営しており、実家の校区から出身小学校が判明しています。

秋山さんの実家はYouTubeの「ハナコのBuzzリサーチ」チャンネルにも登場しており、ファンの間でも話題になりました。家族構成は両親と弟の4人家族です。

絵を描くことが大好きだった少年時代

秋山さんは子供の頃から絵やイラストを描くことが大好きな少年でした。図工の成績が一番良く、小学校時代の夢はお笑い芸人ではなく美術の先生になることでした。

この頃から芸術的な才能の片鱗を見せており、後に美術コースに進むきっかけとなる感性が育まれていたのです。

ハナコ秋山の出身中学校は岡山市立高松中学校

中学時代は剣道に打ち込む

秋山寛貴さんの出身中学校は、地元岡山市の公立校である岡山市立高松中学校です。中学時代までは学校の部活動ではなく、高松剣道スポーツ少年団に所属して剣道に取り組んでいました。

秋山さんが剣道を始めたのは小学校時代ではなく中学校からです。当時在籍したスポーツ少年団の稽古は非常に厳しく、6年間稽古を重ねて二段の腕前を持つほどの実力者になりました。

団体戦では副主将を務めましたが、実は補欠だったというエピソードがあり、真面目で少し控えめな人柄がうかがえます。

お笑いに目覚めたきっかけ

ハナコ秋山の大学!進学せず芸人養成所へ!総社南高校美術コース出身で美大を断念した理由と現在

中学生時代に見た「M-1グランプリ」や「笑う犬シリーズ」、「Mr.ビーン」などがお笑いに目覚めるきっかけだったと、秋山さんはインタビューで話しています。

この頃から、美術への情熱と並行してお笑いへの興味も芽生え始めていたようです。

ハナコ秋山の出身高校は岡山県立総社南高等学校

学校概要と偏差値

  • 学校名:岡山県立総社南高等学校
  • 所在地:岡山県総社市
  • 設立年:1986年
  • 偏差値:50(普通)

岡山県立総社南高校は1986年開校の比較的新しい高校で、秋山さんは出身高校を明らかにしていませんが、インターネット上には複数の在籍情報があり、Wikipediaにもこの高校の出身者であることが記載されています。

普通科美術工芸コースで専門的な美術教育を受ける

総社南高校は以下の3つのコースを設置しています。

  • 普通科:偏差値50
  • 普通科美術工芸コース:偏差値50
  • 普通科国際コース:偏差値53

秋山さんが在籍したのは普通科美術工芸コースです。このコースは美術系の大学や専門学校に進学するために必要な基礎能力を身につけることを目的としており、デッサンなど専門的な美術教育がおこなわれます。

秋山さんも当初は美術系やデザイン系の大学への進学を考えていました。

「こんなに薄い油絵は見たことがない」と言われた引っ込み思案な美術少年

秋山さんの内向的な性格を物語る象徴的なエピソードが高校時代にあります。

美術工芸コースには当然ながら個性豊かな生徒たちが集まりますが、その中で秋山さんが描く油絵は、先生から「こんなに薄い油絵は見たことがない」と評されるほど、繊細で控えめなタッチだったそうです。

対照的に、クラスの人気者だった同級生の絵は「めちゃめちゃ濃かった」とのこと。このエピソードは後のエッセイ集のタイトル候補にもなったそうで、秋山さんの学生時代の人柄をよく表しています。

周囲のレベルの高さに美術の道を諦める

秋山さんはツイッターに得意のイラストをたびたびアップしており、美術を専門的に学んでいたため確かに上手です。

しかし周囲のレベルが非常に高かったことから、美術の道は高校時代に諦めることになりました。

才能ある同級生たちと切磋琢磨する中で、自分の限界を感じたのかもしれません。

高校時代にお笑いコンビを組んでM-1甲子園に出場

とは言え当時からお笑いが好きだった秋山さんは、高校1年生の時に幼なじみに誘われて「M-1甲子園」に出場しています。

高校時代には同級生とお笑いコンビ「ハイタッチ」を組み、再び「M-1甲子園」に挑戦しました。

結果はダメでしたが、初めて人前で漫才をする楽しさを知り、将来の選択肢に芸人が加わったとインタビューで話しています。

そして高校3年生の時、別の同級生と組んだコンビで中国・四国予選で優勝を果たし、「人生で初めての1等賞」という成功体験が彼の心に大きな自信を植え付けました。

剣道部にも所属し二段を取得

ハナコ秋山の大学!進学せず芸人養成所へ!総社南高校美術コース出身で美大を断念した理由と現在

高校時代は剣道部にも所属しており、部活動にも真面目に打ち込んでいました。

中学時代から続けていた剣道は、高校でも継続し、二段の段位も取得しています。美術とお笑い、そして剣道と、多彩な活動をこなしていた高校時代でした。

ハナコ秋山が大学進学を断念した理由

高校3年生の12月に運命のオーディション

秋山寛貴さんの人生を大きく変える出来事が起きたのは、高校3年生の12月でした。

ワタナベエンターテインメントが主宰する高校生オーディションに、本人は「見学するつもり」で参加したところ、まさかの合格を果たしてしまったのです。

この時の心境について、秋山さんはこう語っています。

「本当は美大を目指すための、普通科美術工芸コースというところにいたんですけど。そこでデッサンとかを3年間ワーッと頑張って、大学受験も進んで、18歳の最後の3月に『ごめんやっぱお笑い芸人になります』って」

美術の道か、お笑いの道か。3年間デッサンを頑張り、大学受験も進めていた秋山さんにとって、これは非常に大きな決断でした。

美術の先生から強く引き止められる

進路変更の際には、美術の先生から「あんなにデッサンも頑張っていたじゃないか、考え直せ!」と強く引き止められたそうです。

それほど真剣に美術に取り組んでいた秋山さんでしたが、最終的にはお笑い芸人を目指す決意を固めました。

18歳の青年が下したこの大きな決断が、後のキングオブコント王者を生み出すことになったのです。

ハナコ秋山は大学に進学せずワタナベコメディスクールへ

ワタナベコメディスクール12期生として入所

秋山寛貴さんは高校卒業後、大学などには進学していません。お笑い芸人を目指して、ワタナベコメディスクール(WCS)に12期生として入所しました。

WCSの同期には岡部大さんや菊田竜大さんのほか、「エイトブリッジ」や「クマムシ」がいます。

後にハナコを結成することになる岡部さんと菊田さんと、この時点で出会っていたのです。

最初はコンビ「ウェストミンスター」を結成

WCS入校後、秋山さんは菊田竜大さんと「ウェストミンスター」というコンビを組みました。

オーディションライブに2年間通った末に、ワタナベエンターテインメントに所属することができています。

そして結成4年目の2014年に岡部大さんが加入してトリオ「ハナコ」が誕生しますが、実は最初の1か月間は試用期間だったそうです。

現在の絶妙なバランスを持つトリオも、最初から完璧だったわけではなかったのですね。

下積み時代は月収1〜2万円の苦労

下積み時代、秋山さんは築地市場の塩屋でアルバイトをしていました。また、立川の映画館でアルバイトをしていた経験もあり、この経験が後の表現の幅を広げる一助となったようです。

「キングオブコント」で優勝するまでは、お笑い芸人としての月収は「1〜2万円」だったことを秋山さん自身が明らかにしています。

8年間の長い下積み生活を経て、ようやく栄光をつかみ取ったのです。

2018年「キングオブコント」優勝で大ブレイク

8年目にして苦労が報われる

2018年、ハナコは「キングオブコント」で見事優勝を果たしました。高校卒業後からお笑い芸人の道を歩み始めて8年目のことです。

長い下積み時代を経て、ついに苦労が報われた瞬間でした。

優勝後はバラエティー番組や情報番組などに引っ張りだこになり、ハナコは一躍トップ芸人の仲間入りを果たします。

秋山さんの独特な世界観のコントが、多くの視聴者の心を掴んだのです。

コント作りに活きる美術教育の経験

秋山さんは「デッサンで培った『疑いながらちゃんと見るクセ』は、今、コント作りにも生きている」と明言しています。

例えば「りんごを描け」と言われた時、多くの人は先入観で赤い丸を描きますが、美術の授業では光の当たり方や影、形がいびつであることなど、対象を徹底的に観察することを学びます。

この「先入観を捨てて物事の本質を捉える」という訓練が、日常に潜む「あれ?」という小さな違和感を見つけ出し、それを秀逸なコントネタへと昇華させる力になっているのです。高校時代の3年間で培ったデッサン力が、現在のコント作りの根幹を支えています。

俳優デビューと美術作品集の出版

2025年に映画「ブラック・ショーマン」で俳優デビュー

2025年9月12日公開の映画「ブラック・ショーマン」で、秋山さんは俳優デビューを果たしました。

有村架純さん演じるヒロインの同級生役を演じており、お笑い以外の表現の場でも才能を発揮しています。

奇しくも、下積み時代にアルバイトをしていた立川の映画館が、この映画の舞台挨拶の場所になるという運命的なつながりもありました。

2023年にイラスト作品集「#秋山動物園」を発売

2023年には初のイラスト作品集「#秋山動物園」を発売し、「いつか絵の仕事ができたらいいな」という小学生の頃からの夢も叶えました。

美大への道は選びませんでしたが、美術で培った感性は決して失われることなく、彼の活動のあらゆる場面で輝きを放っています。

まとめ:美術への情熱がお笑いの才能を開花させた

ハナコ秋山寛貴さんの学歴を振り返ると、美術系大学への進学を目前にして、お笑いの道を選んだという大きな決断が人生の転機となったことがわかります。

出身高校は岡山県立総社南高等学校の普通科美術工芸コース(偏差値50)で、3年間デッサンなど専門的な美術教育を受けました。

大学には進学せず、ワタナベコメディスクールに12期生として入所し、本格的にお笑い芸人への道を歩み始めます。

引っ込み思案だった美術少年が、M-1甲子園での成功体験をきっかけにお笑いの世界へ飛び込み、8年間の下積みを経て「キングオブコント」優勝という栄冠をつかみ取りました。

何より心を打たれるのは、秋山さんが美術の学びを全く無駄にしていないことです。

デッサンで培った「物事を疑い、本質を見る力」が、独特の世界観を持つコント作りに活かされ、さらには俳優業やイラスト作品集の出版にもつながっています。

どんな経験も自分の未来を切り拓く力になり得るということを、秋山さんの歩みは教えてくれます。

美術の道を諦めたように見えて、実は美術で培った感性を別の形で花開かせた秋山さん。今後もマルチな才能を発揮しながら、さらなる活躍が期待されます。

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